2016/05
5月, 2016年
関東・東北豪雨常総市(旧水海道市)鬼怒川決壊による浸水被害復旧工事
復旧工事は住宅の性能を落とさずに回復工事を実現しなければなりません完成された
住宅を水害の部分を確認しながら被害部分だけを取り除く解体撤去は被害確認を
充分行ってから作業をしました撤去後は躯体を残し床断熱工事・壁断熱工事
床下地合板工事と順に工事が進みました既存部と改修復旧の取り合い部の工事は
より丁寧に気を配り神経を使い慎重に工事が進められました内部の断熱改修と床の復旧が完成
次に外部の外壁工事の復旧に入ります水害の透湿防水シートと取り除きましたその後
構造用合板(ノボパン)メーターモジュールの位置での取り外し撤去そして同材の取り付け
工事そしてそれは1階外壁部全てに及んでいた為構造合板全てを改修張り替えて下地復旧の完成です
関東・東北豪雨常総市鬼怒川が決壊して小貝川との間に挟まれ数時間後に1800㎜まで浸水してしまった水害宅
浸水してようやく水が引きました床下汚泥処理そして水中ポンプによる排出処理和室
の畳を上げて床合板をカットしてバケツ等で汚泥を手作業でかき揚げる人力です水が
床下に残ってるので中に入っていく事が出来ず各部屋を部分的に床をカットして手作業で水のかき出しそして水中ポンプで吸い上げ排出の繰り返しを床下の水が無くなるまで続けました
こちらは外部に設置されているエコキュートです最上部から10cm位まで水が上がりましたエコキュートは勿論言うまでも無く完全に使うことが出来ない状態でした。
※復旧工事はこちらも全て床の解体・室内壁の解体・外壁の解体そして建具・サッシ
水回り全て(ユニットバス・システムキッチン・洗面化粧台・トイレ)の解体撤去です本当に
見ていられる状態ではない思いと空しい思いと悔しさが残りました「こんな辛い経験は
今まで味わった事が無いと職人たちも言っていました」でもそれでも被害に遭われた方々はもっと辛い思いをされているはずなので我々は復旧に全力を挙げて頑張ります
関東・東北豪雨常総市災害復旧工事被害に遭われた方も職人もみんな頑張っています
当社で依頼を受けた2番目に被害の大きかったお宅の床断熱工事の工事状況です
こちらは床上1mまで水が上がり浸水被害に遭われました床はもちろん床下も汚泥で
いっぱいでしたべた基礎の為水が引かず水中ポンプで強制的に外部へ排出して取り除きました
壁に入っている断熱材(グラスウール)も汚泥水を含み膨らんで腐った様な匂いが壁内部に残っていて壁のプラスターボードを剥がして取り外すと中から汚泥水の臭気が部屋中に出てきます場所によっては壁の中からハエがたくさん出て来た所もありました本当に早く取り除かないと衛星の面でも悪くなると思い職人たちは一生懸命人力で解体作業に取り掛かりました
関東・東北豪雨常総市災害普復旧工事現場状況
今回の豪雨で水害によって一番大きな被害に遭われたお宅がこちらです造作下地材が
どんどん搬入されて来ました床の剛床構造合板も各部屋施工が完了出来て
更に各部屋の壁下地造作も出来上がり耐震プラスターボートを長期優良住宅の施工基準(耐震等級3)をクリアーした貼り付けです断熱材も長期優良住宅仕様で省エネ基
準等級4が確保できる断熱材を選択し(アクアク゛ラスウール100㎜395・430)を基準に併せて外面壁内全てに施工しましたそ状態がこちらの写真です水害から元の状態に戻す工事は新築工事の時よりはるかに手間のかかる作業でした。それよりもっと大事なことは被害に遭われた方に1日も早く復旧工事を完了して元の住まいに戻って頂くことだと職人全員本当に真剣に頑張っています。
関東・東北豪雨常総市災害復復旧回復工事始まりました
モイス構造下地に外壁防湿シートを施工し通気工法による外壁サイディングの工事
準備が完了しましたサッシ窓回りと開口部も気密防湿工法でしっかり気密が完了
室内は床押出法ポリスチレンフォーム50㎜断熱材仕様と構造合板による床板構造工法
耐震性能は認定長期優良住宅の為耐震等級最大をクリアーした施工で実施しました
※独り言・・・・ちなみに火災保険の費用は割高のようですが水害・地震にも適用可能な
総合火災保険を当社では今後お施主様皆様にご説明をしてお勧めしていきたいと考えています
関東・東北豪雨常総市内家屋内床上1mの水害状況です
玄関の状況は水引いた後な状態です近くに寄ると玄関ドアに浸水した位置がはっきりとわかる
水線がありますそしてこちらのお宅はご覧の様に玄関高が庭側より80cmとポーチ高2段35cm
も高くなっていましたが床上は1mまで浸水してしまいました室内の様子です
玄関から入った玄関ホールです玄関ホール隣室のリビングです
ダイニング・リビング~玄関ホールを見た部分ですホールから外を見た部分です
リビング・ダイニングからキッチンとカウンター方向を見た部分ですホールから2階を見た部分です
玄関を閉めた状態です全体の配管設備の状態手ですこちらは架橋ポリプデン管の為
再使用可能です構造躯体を残しその他トイレ・ユニットバス・システムキッチン・洗面化粧台・サッシ建具
壁材・床材・下地材すべて解体撤去を致しました。